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友人Sと猫と餌の話【チュールはおやつ】

この記事にたどり着いた皆様、こんにちわ、こんばんわ

猫ちゃん好きですか?飼ってますか?

この記事は

僕(35歳)と友人S(63歳)との猫の餌をめぐる大論争。

結論から言うと

チュールはおやつ
(ちゃんとパッケージにも表記されてます)


 

友人Sの癌が発覚〜入院

友人とか言ってますが、会社の同僚です。いやむしろ大先輩。
たまに偉そうにするくらいのかわいい独身おじいさんです。
お酒大好き、たまに飲みに付き合うのでなぜかとても頼られています。

 

そんなある日

 

お酒の飲み過ぎで肝臓癌及び肝硬変と診断されたと連絡が入る

しかし…

「大したことない、我が体制に影響なしじゃ」

いや大したことあるって。

癌って知らんのかこのおっさん。

入院しなきゃじゃん。

そういや猫飼ってたな。

彼は独身ですが一軒家を所有しており、飼い猫がいます。

ペットホテルに預けてとは言っても、聞く耳持たず。

「お前が餌をあげに行ってくれたらええやんけ」

「毎日は行けませんよ、他の人にも聞いてみてください」

「ええやんけ、頼むて」

話を聞かないオヤジ。

とりあえず平日は本人が外出許可を無理やり得て、週末だけ僕が行くことに。

絶対家の中臭いし汚いからいやだなぁ

でも仕方ないか

猫ちゃんのためだと思って

週末を迎えます。

エサはどこに消えた

鍵を受け取る

自宅へ

鍵をあけるとひどい汚臭

ゴミ、服、自転車、雑誌、足の踏み場もない

靴を脱ぐ気になれないほどの汚れ方をしていた。

キッチンまでたどり着けるのだろうか

足の踏み場はない。

あ、猫だ。

スコティッシュフォールド?かな?

眼光鋭く僕を見ている。

餌は、どこだ

電話をかける

「えさはどこですか」

「キッチンや」

キッチンまでの数メートルが果てしなく感じるほど汚い床。

「キッチンつきました」

「キッチンの後ろにカリカリがある」

ない

全て空だ。

「ありません」

「いやある」

ない

「そしたら未開封のが冷蔵庫の前に置いてあるからそれをあけてくれ」

「わかりました」

「キッチンのカウンター上に

どん兵衛の空き容器

があるからそこにいれてくれな」

おう、まじか

ザー

「いれました」

様子をみる

おいで猫ちゃん

「ミャァァァァァ」

来た来た。

しかし

…プィ

「食べたか?」

「食べません」

「そしたら豆腐の空き容器があるけ、チュールをそこにいれてくれ」

「チュールは…えぇっと、16本ありますがどのくらいいれましょう」

「全部いれてくれ」

ちょっと待て

「それは…いくらなんでも」

「全部いれてくれ」

面倒くさがるな

かわいそうだろ猫ちゃん

「そんな多いと食べないんじゃ、そもそもおやつだし」

「全部いれてくれ」

言われるまま半分入れてみた

「食べたか?」

「食べません」

「…。」

「カリカリと混ぜますね」

「そんなことしても食わんて」

「そのまま出しても食べませんよ、混ぜますね」

「やめい」

「混ぜます」

食べない…。

くそッ…!!

どうしたらこの子は食べるんだ。

よし、水を飲ませよう。

「水はどうやってあげてますか?」

「どん兵衛のカップに入れてくれ」

またか。

飲んだっ!!!

突破口を開いた感じ。

このままカリカリとチュールを混ぜたエサをっ…!

食べない。

「せやからそのまま食べさせたらえぇんやってぇ」

食べない。

てかなんでウェットないんだこのおっさん。

カリカリとチュールしか食わせてないよね。

お前もどん兵衛と豆腐しか食ってないよな。

ウェットも用意しておけよ。